2022年3月23日(水)
宣言に基づく解決を
武田氏 北朝鮮のミサイルなど
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日本共産党の武田良介議員は11日の参院拉致問題特別委員会で、ロシアによるウクライナ侵略への国際的な批判が高まるもとで、北朝鮮による度重なるミサイル発射を批判するとともに、日朝平壌宣言に基づき、拉致・核・ミサイルの包括的な解決に全力をあげるべきだと迫りました。
武田氏は、北朝鮮のミサイル発射は、国連安保理決議に違反し、朝鮮半島の非核化、核兵器廃絶に逆行すると批判。国連が、ロシアのウクライナ侵略は国際法違反だと断じ、即時行動中止を求める決議を141カ国の賛成で採択したことをあげ、国際社会の確固たる意思を示すものだと強調しました。
その上で、決議が力による正義ではなく国連憲章こそが大事だとしているとして、拉致・核・ミサイルの問題を抱える北朝鮮に対しても、日朝平壌宣言に基づいて国際世論で包囲し、解決すべきだとただしました。
林芳正外相は「日朝平壌宣言の議論も踏まえながら拉致被害者の帰国のために全力を尽くす」と答弁しました。
武田氏は、拉致問題は一刻の猶予もない喫緊の課題だとして宣言に基づく解決を重ねて求めました。