2022年3月22日(火)

高校生「侵略やめろ」

東京　ロシア大使館に署名届ける

　平和問題を学ぶ東京高校生平和ゼミナールと首都圏の高校生らは２１日、ロシア大使館前で「ロシアは軍事侵略をやめろ」「戦争反対」などとコールし、抗議行動を行いました。戦争をただちにやめるよう求める５２１２人分の署名をロシア大使館に届けました。

　署名は沖縄、東京、広島の高校生平和ゼミナールが１週間前にＳＮＳなどを通じて呼びかけたもの。中高生ら１６人が参加しました。

　参加者はプラカードに一言メッセージを書き、ロシア大使館前で掲げながら、「どうして戦争をしなければならないのか。なぜウクライナの人たちが悲しまなければならないのか。私たちは抗議します」などと発言。

　沖縄の高校生平和ゼミナールのメッセージが紹介され、「日本は過去に戦争反対という当たり前のことさえ言えない時代がありました。声をあげたくてもできない社会にならないよう今こそ戦争反対の声をあげるべきです。日本で唯一の地上戦を経験した沖縄から声をあげます。いますぐ戦争をやめてください」と訴えました。

　参加者はその後、ウクライナ大使館を訪れ、ロシア大使館に署名を届けたことを報告。「侵略戦争を許さない憲法を持つ国として、ロシアの侵略を許すことはできません。その思いを私たち高校生は日本や世界に広げる決意です」と語りました。