しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年3月19日(土)

中間選挙の一つひとつを勝ち抜き参院選挙にむけた反転攻勢の流れをつくろう

3月18日 中央委員会選挙対策局

 歴史的な参議院選挙の公示まで3カ月余となりました。これからの「中間地方選挙で後退から前進に転ずることは、参院選勝利・躍進にとっても絶対不可欠な課題」(第4回中央委員会総会決定)です。しかし4中総後の中間選挙は貴重な勝利もありますが、反転攻勢に転ずることができていません。それだけに中間選挙が集中する3月後半から4月末(37都道府県60市29町村)で勝ちぬき、党の前進の勢いをつくることが求められます。

激動の情勢のもと激烈な党派間闘争を勝ちぬく構えで

 中間地方選挙は参院選の前哨戦の様相を強めています。自民党は参院選と地方選一体の作戦を強め、公明党は「油断なく連続勝利で、参院選に大きな弾みを」と“檄(げき)”を飛ばし、維新の会は「衆院選で伸ばした勢いを広げる」と多くの選挙で議席増をねらっています。

 この激しい党派間闘争にうちかって議席獲得と得票増を実現するためには、党の自力の現状や、総選挙以来の反共攻撃、ロシアによる侵略戦争を利用した党攻撃の影響をリアルにみて、他党派・他陣営を凌駕(りょうが)する活動が必要です。

4中総決定と幹部会決議を力にたたかう

 その選挙の中心争点はなにか、どうやって勝ちぬくのかを明確にした政治組織方針を確立し、貫徹する必要があります。その要は4中総決定と幹部会決議を力にたたかうことです。3月を「わが党の命運がかかった正念場の月」と位置づけ、“参院選必勝モード”の臨戦態勢を確立し、「3本柱の活動」をやりぬくために全力をあげましょう。この活動をやりぬいてこそ勝利の土台がつくれます。中間選挙をたたかう党組織こそ参院選勝利の三つの意義を自らの選挙に引き寄せて大いに語り、全党の先頭に立って奮闘しましょう。

“ロシアのウクライナ侵略許すな”の大宣伝、党を語る対話の大攻勢を

 いま重要なことは、第一に、全有権者を対象に、党と候補者の値打ちを鮮明にした大量政治宣伝をすすめることです。とくに、ロシアのウクライナ侵略を告発する宣伝や支援募金を抜本的に強めましょう。「『赤旗』号外版下を大量に印刷して活用した」「『9条改憲反対署名』といっしょに訴えている」などの経験が広がっています。SNSも必ず活用しましょう。

 第二に、「はてな」リーフ、「しんぶん赤旗」を活用した「折り入って作戦」を徹底し、「積極的支持者」と「担い手」を増やし、支持拡大、「赤旗」読者の拡大をすすめましょう。「リーフ」で対話すれば綱領の深い理解がすすみ、支持を広げる確かな力がわいてきます。「赤旗」の役割はいよいよ大きくなっており、見本紙を大量に活用しましょう。

 第三に、党幹部を弁士にした演説会を結節点に、リアル参加を重視し、宣伝・対話の飛躍をつくりだすことです。演説会や「集い」を、「担い手」を広げ入党者を迎える絶好の機会にしましょう。

 最後に、県・地区委員会は、現地とともに節々で情勢判断をおこなうことです。最近の選挙の多くが僅差(きんさ)で明暗が分かれているだけに、勝ちぬくために必要な手だては決断し、うちぬきましょう。

 中間地方選挙の勝利へ、ともに頑張りましょう。


pageup