2022年3月18日(金)
選挙権奪う時間短縮
衆院倫選特 塩川氏批判「投票所増が必要」
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日本共産党の塩川鉄也議員は17日の衆院倫理選挙特別委員会で、「有権者の投票機会を奪わないよう、投票所そのものを増やし、投票時間の繰り上げを行わないようにする必要がある」と主張しました。
投票時間が午後8時まで延長されたものの、投票時間を繰り上げている投票所は2021年総選挙で全体の36・44%、投票所総数も4万6444カ所と25年間で6770カ所も減っています。
塩川氏は、選挙は民主主義の根幹であり、投票機会の保障なしに選挙権の保障はないと強調。投票時間繰り上げ投票所が94・6%の茨城県では、水戸市全域で1時間短縮していることをあげ、「投票時間の繰り上げは、投票人の投票機会を奪うことになる」と批判しました。
金子恭之総務相は「おっしゃる通り」「決して好ましいことではない」「厳正に対応するよう要請している」と答弁。その上で、期日前投票所の増設など促すと述べました。
塩川氏は、ワゴン車などに投票機能を載せて動く「移動期日前投票所」は高齢・障害がある方々に有用な制度としつつ、「期日前投票が増えているから、投票日の投票所は現状のまま、減らし続けてよいとはならない。複数投票日とするなら、選挙期間の規定も見直すべきだ」と強調しました。