2022年3月17日(木)
手紙の開示を求める
本村氏 ウィシュマさん死亡事件
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日本共産党の本村伸子議員は9日の衆院法務委員会で、名古屋出入国在留管理局に収容されていたスリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさん死亡事件について、入国収容所等視察委員会に投函された手紙の開示を求めました。
調査報告書の別添7では、ウィシュマさんが昨年1月30日、嘔吐(おうと)物に血が混じり、病院に連れて行ってもらえない旨を訴える手紙を視察委宛の提案箱に投函し、死亡後の3月8日に同委員会の会議で開封されたと書かれています。
本村氏は、手紙はウィシュマさんが1月28日「私が死んでもいいのか」と泣きながら訴え、29日には「死ぬのが怖い」と言っていた状況下で、第三者に改善を求めた重要な資料だと述べ、開示を要求。古川禎久法相は「個人情報に当たり開示できない」としつつ、「国会における閲覧は国会の判断をふまえ適切に対応する」と答弁しました。
本村氏は監視カメラの録画2週間分について、昨年2月27日のベッドで上体を起こそうとした際に床に落ちてベッドに戻るまで、「点滴だけお願い」と述べたが回答がなかった一連の映像や、バイタルチェック時と食事時間の映像などの閲覧を求めました。