2022年3月17日(木)
軍事行動中止の立場求めよ
穀田氏 国連決議めぐる外交で
衆院外務委
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日本共産党の穀田恵二議員は16日の衆院外務委員会で、日本政府として、ウクライナ侵略を行っているロシアに「即時・無条件撤退」を求めた国連総会決議に棄権・退席した47カ国に「軍事行動中止を求める立場に立つよう働きかけるべきだ」と訴えました。
また穀田氏は、ロシアは民間人への攻撃を行うなど「国際人道法に反する戦争犯罪の様相を色濃くしている」と批判。国外退去を余儀なくされている人のほとんどが女性や子どもだと指摘し、政府としても「非軍事の人道支援」を行うよう求めました。
穀田氏は、国連総会決議が141カ国の賛成多数で採択され、世界各地から軍事行動の中止を求める声があがっていると指摘。一方で、同決議への棄権は35カ国、退席は12カ国だったとして「この計47カ国に対し、侵略を非難し、軍事行動中止を求める立場に立つよう働きかけるべきではないか。そういう外交活動こそ(憲法)9条を持つ国のやるべきことだ」と迫りました。
林芳正外相は「日本がそれぞれの国とどういう関係にあるかも踏まえ、粘り強い外交努力を続けていかなければならない」と答えました。