2022年3月16日(水)
保健師 過労死の危機
本村氏 労働時間規制求める
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日本共産党の本村伸子議員は9日の衆院法務委員会で、「過労死」の危機にある保健師について、過剰・不当な労働時間を規制するよう求めました。
本村氏は、自治労連が7日にまとめた「『過労死ライン』を超える働き方の実態調査結果」によれば、コロナ禍で1カ月最高298時間の時間外労働が確認され、1日15時間以上、30日間連続で働いていると指摘。労働基準法33条1項、3項で「臨時の必要がある場合」に時間外労働の上限規制がない「青天井」になっている問題について、コロナ禍は2年以上続き「もはや臨時とは言えない」、このままでは「過労死」が増える緊急事態だと指摘。住民の命と保健師の命を守るため、保健所保健師の抜本的な増員を図る地方財政措置を求めました。
田畑裕明総務副大臣は、「厚生労働省と連携し、必要な支援に努める」と答弁。本村氏は、さらなる増員を迫りました。
本村氏は、自治体労働者について、時間外労働の上限規制を明確にし、勤務時間のインターバルを11時間取らせるなど、確実な措置を政府として明確にするよう要求。佐藤英道厚労副大臣は、「労働時間縮減に向けて必要な指導をする」と答弁しました。