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2022年3月15日(火)

水田農業支援強めよ

紙氏 麦・大豆への転作重要

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(写真)質問する紙智子議員=8日、参院農水委

 日本共産党の紙智子議員は8日の参院農林水産委員会で、水田活用交付金(転作助成金)の見直しを撤回し、麦・大豆をはじめ水田農業への支援強化を求めました。

 紙氏は、4月から牧草地への助成は3万5千円から1万円に削減され、農畜連携の推進が困難になると追及すると、金子原二郎農水相は「(助成金は削減するが)産地交付金で上乗せする」と答弁。紙氏は、上乗せ額は限られるとして、水田地帯でも生産者の意欲と希望を奪う見直し方針の撤回を求めました。

 水田作の農業所得は1時間当たり181円。紙氏は、安倍政権が示した活力創造プランでは、10年間で農業所得倍増を豪語したのに、2013年の592円から半減以下だと追及すると、平形雄策農産局長は、「農業生産だけでなく6次産業化などもある」と述べるだけでした。

 紙氏は、世界的な穀物需要の不安定化のもとで、麦・大豆の転作への支援が重要だと主張。麦・大豆への助成金の最高額について、平形局長は「00年当時、10アール当たり7万3千円だ」と答えました。紙氏は、麦・大豆への転作が進まなかった要因を検証すべきだとただし、金子農水相は「よく検討したい」と答えました。


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