2022年3月15日(火)
首相、危機逆手に改憲狙う
自民党大会 参院選で加速へ執念
自民党は13日、定期党大会を東京都内のホテルで開きました。岸田文雄首相(党総裁)は、自衛隊明記の9条改憲を含む自民党の「改憲4項目」を「今こそ取り組まなければならない課題だ」と述べ、「憲法改正という党是を成し遂げよう」と呼びかけました。また、そのための「力」を得るたたかいが参院選だとし、参院選に勝利して一気に改憲を加速させる執念を示しました。(関連記事)
岸田首相はさらに、ロシアのウクライナ侵略を「暴挙」と批判するとともに「今回の暴挙をわが事として捉え、対応していかなければならない」と述べ、「防衛体制の見直し及び強化」「日米同盟のさらなる強化」などに全力を挙げると強調。ウクライナ危機を軍事同盟強化の“好機”とする姿勢をあらわにしました。
党大会では、各都道府県での対話集会や街頭演説を通じて改憲の「早期の実現を目指す」とした22年の運動方針を採択しました。