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2022年3月12日(土)

リニア事故究明 国が

武田氏 連発の政府責任追及

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(写真)質問する武田良介議員=8日、参院国交委

 日本共産党の武田良介議員は8日の参院国土交通委員会で、リニア中央新幹線のトンネル工事で死傷事故が短期間に連続して3度も発生したことを指摘し、政府の責任を追及しました。

 リニアのトンネル工事をめぐっては、昨年10月に岐阜県中津川市の瀬戸トンネルで作業員2人が死傷。11月に長野県豊丘村の伊那山地トンネル、今年3月1日に愛知県春日井市の西尾工区で、それぞれ作業員1人が負傷する事故が発生しました。JR東海は7日、長野県の要望により同県内のリニアトンネル工事すべてを中断しています。

 武田氏は「短期間に3回も立て続けに事故が起こった理由は何か」と質問。斉藤鉄夫国交相は「それぞれ異なる要因による事故だ」と述べるだけで、連続した理由は答えませんでした。

 武田氏は「国としての再発防止策をつくっているか」と追及。斉藤氏は「事故の原因究明や再発防止はJR東海が適切に行うべきだ」と無責任な答弁に終始しました。

 武田氏は「事故が連続するのは2027年開業に間に合わせようと無理な工期を迫られているからではないか」と指摘。斉藤氏はスケジュールありきにならないよう指導すると述べました。


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