2022年3月9日(水)
「社会を変えよう」
東京・渋谷でウィメンズマーチ
|
国際女性デーの8日、女性の権利向上や平和を求めるさまざまな行動が各地で取り組まれました。東京都渋谷区では、「ウィメンズマーチ東京2022」が行われ、310人(主催者発表)が参加。「平和がなければ平等こない」「社会を変えよう」とコールしながら行進しました。
参加者が掲げるプラカードは、ジェンダー平等を求める言葉はもちろん、「STOP WAR」「平和」などロシアによるウクライナ侵略に抗議するものが目立ちました。
大学3年生は、「自分と同じく、ジェンダー平等を求める人たちが声をあげている姿を見たかった」と、デモに初めて参加しました。「私は、きちんとした性教育に関心があります。日本は不十分なので、みんなで変えていきたい」
「NO WAR」のプラカードを手に参加した東京都調布市に住む女性(24)は、ウクライナをめぐる報道を見ていても、登場する政治家の多くは男性ばかりだと指摘。「戦争では、女性や子どもなど弱い立場の権利から失われていくと思う。だからこそ、戦争反対を強くアピールしたい」と話しました。
実行委員会のメンバーのひとり(37)は、ジェンダー平等を求める市民の意識は高まってきているが、政治がまったく変わっていないと強調。「本気でジェンダー平等を実現するために声をあげ続けます」と語りました。
同マーチは、幅広い団体・個人でつくる実行委員会が主催しました。