2022年3月7日(月)
非軍事の支援強化を
「日曜討論」 ウクライナ侵略で井上氏
日本共産党の井上哲士参院幹事長は6日、NHK番組「日曜討論」に出演し、ロシアによるウクライナ侵略にどう対応すべきか各党参院幹部と討論しました。(関連記事)
井上氏は、今回の侵略は「言語道断の蛮行だ」と強調。とくに原発への攻撃は人類全体の生存権を脅かす犯罪行為であり、核の先制使用で世界を恫喝(どうかつ)するなど「正気の沙汰ではない」と批判しました。プーチン大統領がどんな理由を挙げても国連憲章に明確に違反する侵略行為であり、国連総会で非難決議に141カ国が賛成して断罪されたと述べ、「日本も唯一の戦争被爆国としてより強い非難の声をあげていくべきだ」と主張しました。
また井上氏は、ロシアへの経済制裁は、「侵略反対、国連憲章守れ」の国際世論の高まりがあってこそより力を増すと力を込めました。
ウクライナ支援については「非軍事の分野でさらに思い切った支援を求めたい」と表明。隣国や国際機関を通じた食料や医療などの非軍事の人道支援を求めました。
政府が決めた防弾チョッキなどの防衛装備品の供与については「武器輸出に当たり、紛争当事国への供与にもなるので賛成できない」と述べました。