2022年3月6日(日)
反戦 歌でトークで
ロシアに抗議 津々浦々で
音楽家ら集会 東京・新宿
ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから2度目の週末となった5日、侵攻に抗議しウクライナに連帯する取り組みが各地で続きました。都内では音楽とスピーチでアピールする集会や、ウクライナ人や日本人、その他多くの国籍の少なくとも1000人以上が参加したパレードなどがありました。
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東京・新宿駅新南口前では、市民有志が呼びかけた大規模な集会が行われ、多くの人で埋まりました。著名なアーティストや学者、ライターなどさまざまな立場の市民が登壇し、「戦争を終わらせるために、みんなで考え、行動しよう」とアピールしました。
「NO WAR 0305」と題した反戦集会では、カネコアヤノさん、原田郁子さん(クラムボン)、折坂悠太さん、大友良英さんなど著名なアーティストがつぎつぎとライブを披露。音楽家の坂本龍一さんは「多くの人が、何かできることはないかともがいている。僕もその一人だ」とのメッセージを寄せました。シンガーソングライターの七尾旅人さんは、ロシアの原発攻撃に対し「完全に一線を超えています。今すぐ戦争をやめさせないといけない」と語りました。
主催者を代表して、ミュージシャンの篠田ミルさんがスピーチ。「きょうの集会に参加したことをきっかけに、暴力には暴力で対抗する以外の道をみんなで考えたい」と話しました。
「NO NUKES TOKYO」共同代表の中村涼香さんは「私は長崎出身の21歳です。これほど核兵器の脅威を感じたことはありません」と訴え。日本に米国の核兵器を配備しようと主張する政党・政治家は許されないと述べ「戦争と核兵器のない未来のために行動していきます」と語りました。