2022年3月4日(金)
維新 「核共有」の議論主張
日本維新の会は3日、ロシアによるウクライナ侵略を受け、米国の核兵器を日本に配備して共同運用する「核共有」(ニュークリア・シェアリング)の「議論を開始する」ことなどを求める「緊急提言」を外務省に提出しました。
提言は、ウクライナ危機が東アジアの秩序にも影響しかねないとして、「軍事を含めた体制整備に能動的に取り組む」ことや「核についてもタブーなく検討する」ことを主張。核保有国による侵略のリスクが現実に存在するとして、「従来の枠組みに囚(とら)われない防衛費の増額(当面の目標:GDP比2%)を図り、自衛力を抜本的に見直す」と大軍拡を迫っています。
提言はさらに、「中国、ロシアといった大陸国家を封じ込める」として、日米英豪印などのネットワークを基礎にした経済安全保障の強化などを主張。エネルギー価格の高騰を口実に「原発の再稼働も検討する」ことも盛り込みました。