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2022年3月3日(木)

ウィシュマさん死亡事件

衆院委で本村議員 入管庁の責任追及

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(写真)質問する本村伸子議員=2日、衆院法務委

 日本共産党の本村伸子議員は2日の衆院法務委員会で、名古屋出入国在留管理局に収容されていたスリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさんの死亡事件について、出入国在留管理庁の責任を追及しました。

 本村氏は、ウィシュマさんの映像記録では、食事をとっていないのに、調査報告書には「食べた」と書かれていると追及。丸山秀治出入国管理部長は、吐き出す場面があったことを認めたうえで、「3食とも看守勤務者の介助を受けて食べた」と強弁。本村氏は「食事を口に運ばれ吐く状況を『食べた』とすることは異常だ」と厳しく批判しました。

 本村氏は、名古屋入国管理局が尿検査の結果では飢餓状態だったのに、拒食者でないと出入国在留管理庁本庁に報告しているとして、本庁が状況をしっかり認識していたのかと質問。丸山部長は「拒食者の身分事項等」の報告を受けたのみで、詳しい資料などの確認を怠ったと認めました。

 本村氏は、診断書や検査結果などでウィシュマさんに命の危険があったことを把握せず、本庁がしっかり対応しなかったと追及。佐々木聖子入管庁長官は、昨年12月28日付の通達「体調不良者等に係る仮放免運用指針の策定について」に触れ、本庁が十分な対応ができなかったことを反省し、「改めるべきことは改める」と答弁しました。


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