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2022年2月25日(金)

どんな国の覇権主義も許さないのが現綱領の立場

志位委員長が強調

 日本共産党の志位和夫委員長は24日、国会内での記者会見で、ロシアによるウクライナ侵略を糾弾し軍事作戦の中止を求めた声明に関連して、「ロシアの侵略は綱領の世界観を変えるようなものではないか」との質問に対して、「2020年の党大会で、どんな国であれ覇権主義は許さないという一点で、国連憲章に基づく平和秩序をつくるために連帯をしようという綱領への一部改定を行った」と強調しました。

 志位氏は「核による威嚇ほど無法な国際法違反はない。“いざとなったら広島、長崎のような非人道的惨禍を引き起こす”という威嚇であり、およそ文明国には許されない態度だ」と厳しく批判しました。

 その上で、第28回党大会(2020年1月)での党綱領改定で、「アメリカの一国覇権主義」に反対するという改定前の綱領の規定に代え、「どんな国であれ覇権主義的な干渉、戦争、抑圧、支配を許さず、平和の国際秩序を築く」という規定を打ち出したことに言及。改定時の報告でも、「いくつかの大国」には中国やロシアも含むことを明らかにしたことを強調しました。

 志位氏は「いまの綱領でまさにこの問題にも根本的な対応ができると考えている」と表明しました。


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