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2022年2月25日(金)

ロシア軍 侵攻開始

プーチン氏 「核」に言及 世界を威嚇

 ロシアのプーチン大統領は24日、ウクライナ東部ドンバス地方での軍事作戦の実行を決めたとして、同国への侵攻開始を発表しました。ウクライナの現政権による虐待に遭ってきた人々を保護し、同国を「脱軍事化」「脱ナチス化」するのが目的だと説明。ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアの侵略を受け「全土に戒厳令を敷く」と発表しました。

 プーチン氏は、「現代のロシアは、今や世界でも最も強力な核保有国の一つだ」「ロシアへの直接の攻撃は侵略者の壊滅と悲惨な結果につながる」と述べ、ロシアを批判する各国を威嚇しました。

 欧米メディアによると、ウクライナの首都キエフと北東部のハリコフなどで砲撃音とみられる大きな爆発音が聞かれたといいます。

 ロシア国営通信によると同国国防省はウクライナの軍事・防空施設などを標的に攻撃していると発表。ウクライナの発表によると、親ロシア武装勢力が支配する東部地域だけでなく、ロシアの軍事行動は南部や西部を含めウクライナ全土に広がっているもよう。

 こうした事態を受けて、米国のバイデン大統領は、「プーチン大統領は人命喪失と苦しみをもたらす計画的な戦争の道を選んだ」と批判する声明を発表しました。声明は「この攻撃がもたらす死や破壊の責任はロシアにのみある」と指摘。「米国と同盟国、パートナー国は結束し、決定的な形で対応する。世界はロシアに責任をとらせる」と述べています。


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