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2022年2月20日(日)

中期防を超える軍拡

宮本徹氏 新たな予算枠を批判

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(写真)質問する宮本徹議員=17日、衆院予算委分科会

 防衛省は17日の衆院予算委員会分科会で、5年間の防衛費の見積もりなどを定める中期防衛力整備計画(中期防)の現時点での試算を公表し、その見通しだと、防衛省の2023年度予算を組めない状況にあることが明らかになりました。日本共産党の宮本徹議員の質問に対する中山泰秀防衛副大臣の答弁。

 防衛省は、中期防での19~23年度の5年間の予算は18年度価格で25兆5千億円を見込んでいました。このうち19~22年度の4年間の予算額は21兆7669億円となり、23年度分となる残額は3兆7331億円だとしています。

 宮本氏は、防衛省が毎年計上する人件費と食料費が2兆1千億円で、すでに契約済みの防衛装備品の23年度分の後年度負担額は2兆7082億円だと指摘。「この二つだけでも4兆8000億円。残額が3兆7331億円ではそもそも防衛省の予算が組めない」と述べました。さらに宮本氏は、政府が中期防を4年で解消し、新たな中期防で予算の枠を作ろうとしていることを厳しく批判。「財政規律が全くない」と主張しました。


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