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2022年2月19日(土)

オミクロン対策総合的に

BSフジ 穀田国対委員長が議論

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は17日夜、BSフジの番組「プライムニュース」で、岸田政権の新型コロナウイルスの「オミクロン株」への対応の問題点や野党共闘と日本共産党の対応などについて、自民党の伊吹文明元衆院議長や政治ジャーナリストの後藤謙次氏と議論しました。

 穀田氏は、岸田文雄首相が同日の記者会見で空港などでの水際対策などの一定の緩和措置を発表したことについて「第6波が収まりきれない間に第7波が起こる可能性が指摘されている。新たな感染拡大の波を引き起こすことを食い止める対策をやる必要がある」と指摘。「大事なことは、これだけ傷んでいる人たちのいる現実をどう立て直していくのか。事業者をはじめとした支援をきちんとすることなども総合的に言うべきだ」と政府の対策を批判しました。

 後藤氏は、岸田首相の会見について「全体として中途半端」「何がしたいのだ。今どういう状況なのかを科学的知見に従ってきちんと岸田さんが言っているかどうか(疑問だ)」と述べました。

 司会がワクチンの3回目の接種の遅れは「岸田政権の責任」だと述べたのに対し、穀田氏は「その通りだ。11月の段階でそういう(2回目接種後8カ月以降との)方針を変えるべきだという専門家もたくさんいた。それを12月まで8カ月の方針を維持したこと自体が問題だ。11月の半ばからもっと早く3回目の接種をやるべきだとわれわれは主張してきた。岸田政権はきちんとした反省が必要だ」と主張しました。

 穀田氏は、伊吹氏が野党共闘にかかわって日本共産党の綱領に触れたことを受けて、「あなたの『?』におこたえします―日本共産党綱領の話」を手にして、「例えば政権という問題について、われわれは改革をする場合に、選挙の審判を踏まえて一歩一歩やる。共産党を政権に入れたら知らぬ間に共産主義にするなどということを考えていない。選挙で示された主権者・国民多数の意思で決めるということも書いている」と紹介しました。

 その上で、「共産党の綱領が話題になるのはいいことだと思う。自民党の綱領が話題になったことは一度もないのではないか。綱領を理解してもらうために努力したい」と述べました。


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