2022年2月19日(土)
議席空白克服へ意気高く
ロマン満ちた活動 ドラマ次々
共産党が経験交流会
市田氏あいさつ
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日本共産党は18日、党本部でオンラインによる4年ぶりの「空白議会克服の経験交流会」を開きました。党議席空白克服に挑み勝利した経験と教訓、空白克服をめざして努力していることなどを交流し、空白克服の力にすることが目的です。空白を克服した4議員と挑戦中の2予定候補が立候補の決意や議会、有権者の変化、党建設などを生き生きと発言。「“なぜ今共産党か”をもっと語っていこう」との決意がみなぎる交流会となりました。
冒頭あいさつした市田忠義副委員長は、参院選と一体に来年の統一地方選と中間地方選に取り組む重要性を強調したうえで、「空白克服の挑戦は新しい道を開くロマンに満ちた活動。同時に困難にも突き当たり克服してきたドラマもあります」と述べ、その経験を党中央としても学び、広げたいと述べました。
補選を含め3度目の挑戦で長崎県壱岐市の党史上初議席を実現した山口欽秀(よしひで)市議(68)は、党議席誕生で“住民の声を届け質問する議会”になった変化を報告。福井県越前町で62年ぶりに党議席の空白を克服した中西清町議(73)は、公約した子ども医療費の完全無償化や有料ゴミ袋の値下げなどが実って歓迎され、昨年の衆院選比例票も伸びることになったと語りました。
愛媛県久万高原町の大野良子町議(75)は、選挙戦で奮闘した党後援会が選挙後も「民報 トマト畑から」の発行や産廃処分場設置反対運動などに立ち上がっている活動を紹介。16年ぶりに党議席を実現した佐賀県嬉野市の阿部愛子市議(71)は、“なれ合い市議会”への不満が渦巻くなか、老人会長らが先頭に立って選挙を頑張ってくれたと述べました。
空白克服・挑戦にあたり「なぜ共産党から立候補? 無所属ではだめなのか」と言われたことが共通して出されました。来年の統一地方選で北海道せたな町議選に初挑戦する藤谷容子予定候補(58)は「そういう声があるからこそ私が立候補する意味があると思う。共産党のことを訴えていきたい」と決意。9月の沖縄県知事選と一体にたたかわれる今帰仁(なきじん)村議選で12年ぶりの議席復活をめざす諸喜田(しょきた)武予定候補(42)も「私はぶれたくない。だから共産党。何としても議席を獲得します」と力強く語りました。