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2022年2月19日(土)

首相会見 危機感も対策も語らず

田村政策委員長が批判

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(写真)記者会見する田村智子政策委員長=18日、国会内

 日本共産党の田村智子政策委員長は18日、国会内で記者会見し、前日の岸田文雄首相の記者会見への受け止めを問われ、「何のための会見だったのか」として、新型コロナによる死者数が最多を更新したにもかかわらず死者数には言及せず、中等症・軽症病床や救急搬送のひっ迫にも一言もふれないまま「“オミクロン株対策は大丈夫”という会見だった」と批判しました。

 田村氏は、政府・与野党連絡協議会で、オミクロン株対策の全体像を示し、国民にまとまって説明する会見が必要だと提起してきたことに言及。全国知事会も緊急提言で「危機的状況が国民に正しく認識されるよう、国として強く発信すること」と求めたにもかかわらず、岸田首相の会見では「医療機関の大変な状況には何ら触れないなど危機感がなかった」と指摘。さらに岸田首相が、感染のピークアウトが始まり、次のフェーズ(段階)にまで言及したとして、「全国知事会の要求と正反対の会見だったのではないか」と述べました。

 また、岸田首相が会見で、まん延防止等重点措置を来月6日までにそろえて延長すると発表したことについて問われ、田村氏は「こういう措置をとって何をやるかが見えない。検査の不足、高齢者施設でのクラスター、医療のひっ迫やワクチン接種の遅れなどをどう解決するか示すべきだ」と指摘し、「一つひとつの対策を進めて感染を抑えられるかどうかが問われている」と語りました。


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