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2022年2月18日(金)

日本国憲法に真っ向から反する

岸防衛相の答弁 志位委員長が指摘

 日本共産党の志位和夫委員長は17日、国会内で記者会見し、岸信夫防衛相が16日の衆院予算委員会分科会で、自衛隊機が他国の領空に入って軍事拠点を爆撃することも自衛の範囲として「排除しない」と述べたことについて、「初めての踏み込んだ発言だ」として、「戦争放棄をうたい、武力の行使を禁じた日本国憲法に真っ向から反する答弁だ」と批判しました。

 志位氏は、「他国の領空に入って爆撃するというのは普通、戦争と言う」と指摘。「これが自衛の範囲だというのはとんでもない。日本国憲法が禁止した戦争そのものだ」と強調しました。「日本国憲法に反する答弁を平然とやりだした」として「非常に危険なところにきている」と述べました。

 その上で、「敵基地攻撃の名による戦争の全面解禁であり、それを可能にする憲法9条改定の流れに断固反対を貫いてがんばりたい」と表明。「野党が結束して、こういう逆流に立ち向かっていこうということも呼びかけたい」と語りました。


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