2022年2月17日(木)
相手国領空での爆撃
防衛相「排除しない」
岸信夫防衛相は16日、憲法違反の敵基地攻撃能力をめぐり、自衛隊の戦闘機が相手国の領空内に侵入し、軍事拠点を爆撃する選択肢について、「排除しない」と明言しました。衆院予算委員会分科会での立憲民主党の長妻昭議員の質問に対する答弁。岸氏は、必要最小限度の実力行使にとどまるなどとした「(自衛権発動の)3要件を考えなければいけないが、排除しない」と発言しました。
防衛省はこれまで、護衛艦「いずも」の空母化やステルス戦闘機F35Bの配備など、敵地に侵入して爆撃することを想定した兵器を導入。岸氏が今回、「排除しない」と明言した選択肢を実行する兵器の保有をなし崩し的に進めてきました。