2022年2月10日(木)
「核兵器で人は幸せにできない」
日本原水協など“6・9行動” 署名次々、対話弾む
東京・新宿
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日本原水協などは9日、東京・新宿駅前で日本政府に今すぐ核兵器禁止条約に参加することを求める宣伝・署名行動(6・9行動)に取り組みました。「核兵器で人は幸せにできない」などと多くの人が署名に応じました。
日本原水協の安井正和事務局長は、核兵器は人類で最も残虐な兵器であるだけでなく、被爆者を今も苦しめ続けていると強調。「被爆者の一番の願いは核廃絶。もう一つは温かい被爆者援護です。今の間違った政治を変えていこう」と呼びかけました。
全労連の川村好伸副議長は、「核兵器禁止条約を批准し、世界の核廃絶の先頭に立つことを日本政府には求める」と述べました。
署名に応じた人と対話が弾みました。東京都杉並区の男性(76)は、3月の核禁条約第1回締約国会議の延期が伝えられるなか、「まずは核禁条約の締約国会議に(日本政府は)オブザーバー参加を決断すべき」と指摘。岸田首相について「広島出身で(核廃絶への)思いが強いというなら具体的に行動してほしい」と語りました。
江東区の女性(55)は「核兵器は地球上からなくすべきだ。日本が条約に参加していないのはおかしい」と述べました。
豊島区の男性(74)は「孫2人の未来のためにも」と署名しました。
狛江市の50代男性は、「核兵器で人は幸せにできない。政治的思惑と切り離して人類の幸せのために核兵器はなくすべき」と話しました。