2022年2月8日(火)

札幌大雪　運休続く

（写真）雪かきに追われる人たち＝６日、札幌市東区

　６日から記録的な大雪となった札幌市は、積雪量が１メートルを超え、白い壁に閉じ込められたかのようです。翌７日には、幹線道路は通勤車で長い渋滞になり、市民が生活道路や自宅前の除雪に大わらわ。“日曜に続いての雪はね（雪かき）だ”という男性は、片側が雪の壁となって幅が狭くなった歩道にせわしくスコップをあてて、「よく降るよな」とうんざり気味のようす。

　ＪＲ北海道は７日、線路の除雪が追いつかないことを理由に札幌駅発着のすべての列車を始発から運休にしました。かつてない事態です。通勤や通学の足を奪い、駅の「お知らせ」で「運休」の文字を見ると、「またか」と言って、バス乗り場に急ぐ人もいました。

　８日も、札幌―新千歳空港駅間を優先して除雪作業をするとしていますが、始発から運休を決めており、運転再開のめどは立っていないといいます。