2022年2月6日(日)
検疫法適用明記を
地位協定 日弁連会長が声明
日本弁護士連合会(日弁連)の荒中(あら・ただし)会長は4日、在日米軍基地内やその周辺で新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大を受け、在日米軍への検疫法の適用等の日米地位協定への明記など、感染拡大防止のための緊急措置を求める会長声明を発表しました。
声明では、日米地位協定の下では、米軍人等の検疫については原則として米軍の自主検疫に委ねられ、「米軍基地外に及ぶ感染症の急激な拡大を招く等の看過できない事態が生じている」と指摘。米軍人の検疫を日本の国内法上の規制に従わせる旨の明文規定を日米地位協定の中に置くことや、米軍基地内での指定感染症発生時に、その情報を迅速に公開することなどを求めています。