2022年2月4日(金)
全労連 感染拡大で緊急要請
医療危機繰り返すな
全労連は3日、厚労省に新型コロナ感染急拡大への対策を求める緊急要請を行いました。
要請後に厚労省内で会見した黒澤幸一事務局長は、コロナ変異株によって感染者数が過去最多を更新し、病床ひっ迫や社会活動への影響が広がっていると指摘。コロナ拡大のたびに医療の危機的状況が生じているとして、「これ以上、同じことを繰り返さないでいただきたい」と強調しました。
要請内容は▽医療、介護、公衆衛生体制の抜本拡充、ケア労働者への大幅賃上げの早期実施▽ワクチン追加接種へ自治体への最大限の支援、医療従事者に加え、介護、保育、福祉、学校関係者への早急な接種▽PCR検査の安定供給、抗原検査キットの無料配布▽休校助成金の申請簡素化、給付迅速化など制度拡充―などを求めました。
黒澤氏は、休校助成金について、「小学校や保育園などの休校・休園も相次いで、親が仕事にいけない。現在の休校助成金は、申請に企業協力がないと受けられないものになっている。企業の同意がなくても支給が受けられるよう改善を求める」と述べました。