2022年2月4日(金)
一方的な運営認めない
衆院憲法審幹事懇 野党が抗議
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衆議院憲法審査会は3日、幹事懇談会を開き、今後の運営について協議しました。日本共産党や立憲民主党は、この間、与党が会長職権で幹事懇を一方的に開こうとしてきたことに抗議。立憲民主党の奥野総一郎議員は「与野党の合意のもとで開くべきだ」と述べ、日本共産党の赤嶺政賢議員は「与野党の合意に基づく運営が大事だ。それを壊すやり方は認められない」と批判しました。
奥野氏は審査会の開催について「予算の審議中であり、予算委員会で憲法についても議論されている。予算委や新型コロナ対応に集中すべきだ」と述べました。
自民党や日本維新の会は「憲法の議論は審査会でやるべきだ」などと主張。これに対し赤嶺氏は「予算委で憲法の議論がまさに行われている」と述べ、「憲法とコロナ対策の最大の問題は、在日米軍基地が大穴になっていることだ。憲法に反する日米地位協定のもとで国民の生活が脅かされている問題は、首相や外務大臣をたださなければならない。予算委でしかできない」と指摘しました。
また、赤嶺氏は「私たちは改憲発議を目的とした審査会は動かすべきではないという立場だが、議論すべきは憲法に反する現実の問題だ」と強調しました。
自民党の新藤義孝議員は今後の日程について「与野党の合意に基づいて進めたい。筆頭間で話し合いたい」と述べ、引き続き協議することとなりました。