2022年2月3日(木)
参院選勝利へ「特別期間」の成果を生かし「3本柱の活動」の前進を
2月2日 参議院選挙闘争本部
全党のみなさん。新型コロナ感染の急拡大のなかで、国民の苦難軽減と参院選勝利をめざすとりくみでのご奮闘に、心からの敬意と感謝を申し上げます。
「4中総徹底と反転攻勢めざす特別期間」(12月~1月)が終了しました。参院選本番まであと5カ月となり、3月末を大きな節目とした参院選勝利めざす「3本柱の活動」((1)参院選勝利めざす政治的・組織的とりくみと「しんぶん赤旗」読者拡大(2)反共攻撃にかみあって積極的支持者を増やすとりくみ(3)世代的継承を中軸にした党員拡大)の前進・飛躍が待ったなしとなっています。
今後につながる貴重な成果を生んだ「特別期間」の到達点
「特別期間」の二つの目標の到達はつぎのとおりです。
(1)「党の命運」がかかった4中総(第4回中央委員会総会)決定の徹底では、4中総決定を届けた党員が69・5%、読了・視聴党員36・0%、討議・具体化支部80・4%、改定綱領の読了48・1%となっています。読了・視聴での5割突破と全支部での討議・具体化は、引き続き全党的な最優先課題です。この中で特別に重視すべきことは、参院選の取り組みの出発点となる得票目標・支持拡大目標を決めた支部が31・4%にとどまっていることです。この状況を一刻を争って打開する必要があります。
(2)「3本柱の活動」の支部のふみ出しでは、宣伝活動や対話にとりくんだ支部が27%前後で、得票目標を決めた支部と同程度となっています。対話数26万4千人、支持拡大13万3千人、担い手広げ7万2千人となっています。憲法署名は7万3千人です。
読者拡大では、前進へあと一歩に迫った
「第1次折り入って作戦」と結んでの「しんぶん赤旗」読者拡大では、参院選勝利のためには「これ以上の後退は許されない」という全党の切実な思いも力にしてとりくみ、日刊紙マイナス319、電子版プラス89、日曜版マイナス1244で、増勢まであと一歩となりました。日刊紙・日曜版ともに前進したところが東京、長野、福井、大分の4都県、どちらかで前進したところが15道県に広がったことは貴重であり、2月に全国的前進へ転じる重要な土台となるものです。
世代的継承を中軸とする党員拡大では、入党申し込みが190人にとどまり、現勢では後退の見通しです。同時に、コロナ感染の急拡大という特別の困難のなかでも、1月14日の全国都道府県組織部長・職場支部援助担当者合同会議での中央の反省をこめた訴えに、多くの都道府県が自己検討を始め、入党の働きかけも1千人を超えるなど、その努力が強まり始めました。
参院選勝利めざし、2月こそ「3本柱の活動」の前進を勝ちとろう
「特別期間」の到達をふまえて、この2月、4中総が提起した「3本柱の活動」をどう本格的に前進させるか、つぎの諸点をふまえて推進することを呼びかけます。
(1)「特別期間」のとりくみで大きな力を発揮したのが4中総と党旗びらきあいさつの徹底ですが、この課題を引き続き最優先で進めます。党会議の条件を生かし、4中総決定の読了・視聴と全支部での討議・具体化、党旗びらきあいさつの学習を推進しましょう。このなかで、具体化の一番のカナメとなる支部の得票目標・支持拡大目標決定の遅れを一気に打開し、「3本柱の活動」へのふみ出しをはかりましょう。
(2)岸田政権と正面から対決し抜本的対案を示す日本共産党の役割を広範な国民に知らせる宣伝と対話を思い切って強めましょう。第1次全国遊説を成功させるとともに、参院選予定候補者と地方議員を先頭に、草の根から宣伝カー、ハンドマイクを総出動させ、ポスター張り出しなどで他党を圧倒しましょう。このなかで憲法署名を広げましょう。対話・支持拡大と「第1次折り入って作戦」を本格化させ、これと結んで「しんぶん赤旗」読者拡大で、2月こそ前進・飛躍を勝ちとりましょう。
(3)新しいリーフレット「あなたの『?』におこたえします―日本共産党綱領の話」を使っての対話・支持拡大にとりくみ、コロナ対策を講じての支部主催の「綱領を語り、日本の未来を語り合う『集い』」を行いましょう。
(4)新しい入党リーフを大量に活用し、党員拡大目標の5倍、10倍の入党働きかけの目標を決め、「支部が主役」のとりくみを推進しましょう。この中で、世代的継承の党員拡大を推進し、新歓期を迎える民青同盟員の拡大を援助しましょう。党機関や地方議員団が4中総決定を深く討議して構えをつくり、支部に入ってとりくみを強化しましょう。
いま新型コロナ感染の急拡大のもとで、3回目のワクチンの迅速接種、検査の抜本拡大、地域医療への支援、暮らしと営業への補償など、国民の苦難に寄り添い、命とくらしを守る活動にとりくむことが重要になっています。党活動としては、一人ひとりの党員の実情をふまえ、感染防止の手だてをとり、訪問などの活動にあたっては、行政の要請を尊重し、相手の了解をとって行いましょう。
全党のみなさん。
国会論戦をつうじて岸田政権の対米従属と財界中心政治のゆがみが浮き彫りとなり、自公の補完勢力である日本維新の会の極右的な立場からの悪政推進の正体もあらわとなっています。これと正面から対決し、政治の転換をもとめる日本共産党の値打ちに確信をもって打って出ようではありませんか。
期間が短い2月こそ、「出足が勝負」です。月初めからとりくみを推進し、今度こそ「3本柱の活動」の前進・飛躍を勝ちとりましょう。私たちも全力をつくします。