2022年2月1日(火)
ミャンマー人・市民が集会
日本政府に行動求める
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昨年ミャンマーで発生した国軍によるクーデターから1年を前に31日、市民グループや在日ミャンマー人のコミュニティーが共同して参院議員会館で緊急集会を開き、一日も早いミャンマーの民主化と、そのために日本政府ができる具体的な行動を求めました。
ミャンマー国民への人道支援や、国軍へ資金が流れる可能性がある政府開発援助(ODA)の中断などを求める署名を、外務省の政府担当者らへ手渡しました。
署名を集めた団体のひとつ、「日本ミャンマーMIRAI創造会」のメンバーの大学生は、民主派「国民統一政府(NUG)」をミャンマーの正統な政府として認め、国軍に毅然(きぜん)とした態度を取るよう日本政府に要請。「ミャンマーとかかわりがある日本の有権者の一人として、これからも声をあげ続けます」と述べました。
日本で難民申請を準備しているミャンマー人のジョンケーネーディさんがスピーチ。「不服従の運動に参加した父親は国軍に殺害され、残された4人の家族とも連絡が取れない」と話しました。
罪のないミャンマー国民が今も殺害され続けていると告発し、「自分が住んでいた村も破壊され、帰る場所もありません。深刻な人権侵害が起きています」と述べ、日本政府は国軍の暴虐を止めるために具体的な行動を取ってほしいと語りました。
主催は、同集会の実行委員会と「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」です。