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2022年2月1日(火)

「赤旗」創刊94周年(22.2.1)に寄せて

文化重視の報道を今後も

劇作家・俳優 丸尾聡さん

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 「赤旗」は文化芸術の面でも、多く紙面を割いてくれているという印象です。特に、ほかのマスコミが報じないような作品やニュースが多い。弱者視点、声が届かないところにも入っていくところは、今後もぜひ期待したい。

 文化芸術を大切にする気持ちも、その報道姿勢から伝わってきます。私は演劇緊急支援プロジェクトの事務局としてこれまで活動に携わってきました。文化庁のコロナ支援策(AFF)の助成金支払いが遅れている件では、「赤旗」で大きく取り上げられました。

 私が関わった昨年7月の公演では、10月に実績報告をし、12月に修正依頼が来たのですぐに修正を出して以降、いまだに文化庁からは音沙汰がありません。ほかの団体でも支払いがされていないところは多いし、減額された例も少なくありません。より実態にかみあった、文化芸術関係者の本当の助けになる制度になるよう、「赤旗」にはますます力を貸してほしい。

 幅広い文化を大切にしている「赤旗」だからこそ「文化芸術はなぜ必要なのか」「本当に不要不急なのか」といった論点が紙上で議論される場としても、力を発揮してほしいと思っています。


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