2022年2月1日(火)
「赤旗」創刊94周年(22.2.1)に寄せて
真実求める人たちへ届け
童心社会長 紙芝居文化の会代表 酒井京子さん
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今から約20年前、二十数名の運営委員によって「紙芝居文化の会」は誕生した。会は大きく成長し、国内外の会員数は、現在850名にのぼる。この間、「しんぶん赤旗」も運営委員や会員の声、海外の様子などを報道してくれた。
こんな大きな会になるとは、思ってもいなかった私が一番驚いたこと。それは、平和のため、子どもたちのために何かをしたいと心から願っている人(主には女性だが)が会員の中にたくさんいたことだった。
彼女たちは、現在の日本の状況を心配し、子どもたちに平和な社会を手渡したい、また自己実現のひとつとして、優れた紙芝居作品を演じたいと思っていたのだった。
日本の為政者は、国民を「考えない人間」にしようと、長年画策してきた。そして、現在のマスコミは、真実を伝えることを十分にやっているとは言えない。しかし、本当のこと、現実の底に潜むものが何なのかを、知りたい・考えたいと思う人がたくさんいることに、私は勇気をもらった。
こんな人たちに「しんぶん赤旗」が、もっと近しい存在として、届いてほしいと願っている。
(寄稿)