2022年1月30日(日)
「議員の身分保障」で参考人から意見聴取
井上議員が参院改革協出席
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参院の組織や運営の改革について調査・検討する各会派の代表による参院改革協議会が28日開かれ、「議員の身分保障」について参考人から意見を聴取しました。日本共産党から井上哲士参院幹事長が出席しました。
参考人の赤坂幸一九州大教授と塩田智明国立国会図書館専門調査員が意見陳述しました。
参考人からは、議員歳費について、国際的な普通選挙権の普及とともに「財産に乏しい大衆層にも議員活動を可能にするため」として一般化し、日本でも戦前の大日本帝国憲法下では、各省幹部よりはるかに低い額だったものが、戦後、日本国憲法に国会議員の歳費が明記され、国会の地位を高めるために、官吏の俸給等の金額より「少なくない歳費を受ける」とされたことが紹介されました。
また、国会議員の職務を保障する費用は、英米などでも制度化されており、同様の趣旨で設けられた文書通信交通滞在費(文通費)は制度の趣旨に即した内容にするとともに、適切な公開を行う必要性があると指摘しました。
参院のあり方にかかわって、各党代表が意見表明しました。