2022年1月27日(木)
検査体制の構築急げ
参院議運委 「まん防」拡大に倉林氏
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参院の議院運営委員会は25日、まん延防止等重点措置の対象地域拡大の適用に際し、政府から報告を受け、質疑を行いました。日本共産党からは倉林明子議員が質問しました。
倉林氏は、急激な感染拡大によって全国で検査難民が続出していると指摘し、「都市部では検査キットの不足、地方では無料検査を受けられないところもある。今ある460万の在庫を思い切って放出するべきだ」と主張しました。
また、政府がPCR検査の最大能力は1日38万件あると説明しているものの、直近で24万件、64%の活用にとどまっていると指摘。昨年末取りまとめた都道府県別の検査能力が1日60万件の計画になっていることについて、「フル活用に向けた政府の取り組みはどうなっているのか」と質問しました。山際大志郎経済再生担当相は「今ある38万回分をフル稼働できるような環境を整えるのが大事だ」としか答えませんでした。
倉林氏は、政府が昨年11月に示した第5波をふまえた取り組みの全体像にふれて、「検査戦略は示されていない。いま38万件が活用されていないことこそが問題だ。今度こそ政府の責任で『いつでも、だれでも、無料で』受けられる検査体制の構築を急いでほしい」と求めました。
さらに、オミクロン株の感染力の強さが家庭内に感染を広げているとも指摘。臨時の医療施設や宿泊療養施設の確保に国が責任を持つべきだと要求しました。