2022年1月25日(火)
予算案の各目明細書 ミス13カ所
総務相陳謝「著しく緊張欠く」
金子恭之総務相は24日の衆院予算委員会で、2022年度予算案の総務省所管の「各目明細書」に誤りがあったと明らかにし、陳謝しました。
同明細書は予算の支出項目別の内訳などを記したもので、「統計委員会」とすべきところを「政策評価審議会」とするなど計13カ所のミスがあったといいます。立憲民主党の指摘をうけ、総務省が調査していました。
予算委で金子総務相は、「入力ミスや、確認作業を怠っていた」と述べ「著しく緊張感に欠けていたと言わざるを得ず、申し開きできるものではない。心よりおわび申し上げる」と謝罪しました。鈴木俊一財務相は「予算書(本体)に影響はない」と述べ、各省庁の所管予算についても「再確認を依頼し、精査する」と述べました。
これに先立つ衆院予算委理事会で、日本共産党の宮本徹議員は、財務相の指示で各省庁に再確認を行っている最中であり、「審議入りの前提を欠いている」と指摘しました。立憲民主党などは予算委集中審議を求め、与党側は受け止めると述べました。