2022年1月20日(木)
難病患者に優先接種を
岩渕・紙議員 厚労省に訴え
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日本共産党の岩渕友、紙智子両参院議員は19日、難病患者に対する新型コロナウイルスワクチン接種の優先接種を求めて、国会内で厚生労働省にヒアリングを行いました。7日に北海道難病連から難病患者へのワクチン接種の前倒しを求める要望が出されたことを受けたものです。
政府は現在、医療関係者や65歳以上の高齢者、基礎疾患がある人らを優先接種の対象者としていますが、難病患者については言及していません。同団体は、多くの難病患者は基礎疾患があるとして高齢者への接種のタイミングに合わせた優先接種を要望しています。
岩渕氏は「難病連の調査では受診控えが4割。命と健康を守るために接種の順番をあげる必要がある」と述べ、紙氏は「難病連の皆さんはワクチンを高齢者の接種のタイミングと合わせるよう求めている」と訴えました。
厚労省の担当者は「3月以降に8000万回分のワクチンが必要だが、8500万回分の配分を予定している」としたうえで「自治体の判断で前倒して接種することは可能だ」と答えました。
紙氏は、同団体から難病患者の通院交通費の助成を求める要望が出されていることに触れ、「難病患者の移動にはお金がかかる」として対応を求めました。