2022年1月18日(火)
命を思う
阪神・淡路大震災27年
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6434人が犠牲になった大災害、阪神・淡路大震災(1995年)から丸27年の17日、新型コロナ「オミクロン株」が猛威を振るう中でも、被災地の各地で住民が追悼の催しを行い、また公園などの「慰霊碑」前に集まり、犠牲者に哀悼の意を表しました。(関連記事)
神戸市長田区の若松鷹取公園では、自治会役員と住民がペットボトルに入れたろうそくの灯で「つたえる 1・17 27」という文字を地面に浮かび上がらせ、「鎮魂モニュメント」の前でも地域の犠牲者数と同じ105本のろうそくに灯をともしました。
地震が発生した午前5時46分、集まった30人の住民が黙とう。地元の男性(55)は「自分はたまたま助かったが、本来生きているべき人たちの27年を思い、ここに来ました。あのときドカンときて、明るくなったら、軒並み家がつぶれた途方もない風景でした。よく覚えています」と話していました。
近くに住む女性(82)は「あれから27年もたったとは…。昨日のようです。私は家がつぶれて下敷きになりましたが、何とか助けられました。この辺りは地震の後で焼け、あの人もこの人もと、たくさん亡くなった。どうか安らかに」と語りました。