2021年12月12日(日)
第45回全国大会
輝く魅力持つ民青を大きく
田村副委員長があいさつ
|
日本共産党の田村智子副委員長・参院議員は11日開かれた日本民主青年同盟の第45回全国大会であいさつしました。
田村氏は、民青が2002年いらい19年ぶりに前大会を上回る同盟員数で迎えたことにふれ、「全国で食料支援などに取り組みながら、自らの力で切り開いた前進であり、心から拍手を送ります」と述べました。
「民青の仲間が増えているのは、要求実現に取り組みながら、日本共産党綱領と科学的社会主義を学び、政治を変えようと呼びかける、民青ならではの魅力が輝いているからです。さらに大きな民青をつくっていきましょう」と語りました。
田村氏は、総選挙の結果について、共産党・野党共闘と自公勢力との攻防のプロセスを弁証法的にとらえることが重要だと指摘。党として政権交代をめざす初めての挑戦として歴史的な意義があり、議席数で見ても野党共闘全体では前進したことをあげて、「共闘は失敗などではない。新しいステージでの困難であり、これを打ち破れば、社会変革の新たな展望が開ける」と強調。「強く大きな党をつくりながら、参院選で必ず反転攻勢に転じ、政権交代の足掛かりをつくりたい。候補者としても全力を尽くす」と述べました。
岸田政権について、参院本会議での自身の代表質問を紹介しながら、新自由主義からの転換をうたいながら、実際には大企業の利益優先で深刻な矛盾と国民の批判に直面していると指摘。「敵基地攻撃能力」保有の検討まで表明したことを批判し、「軍事的緊張と大軍拡競争をもたらし、暮らしと平和を脅かす。憲法を守り生かすことこそ日本が取るべき道だ」と述べました。
ジェンダー平等や気候危機問題でも岸田政権に国民・青年の切実な願いにこたえる姿勢はないと批判し、政治の転換めざすたたかいの先頭に青年がたってほしいと述べました。
田村氏は、共産党が来年、党創立100年を迎えることにふれ、「戦前、党は存在自体を許されなかったが、20代の若い党員をはじめとする主権在民、反戦平和のたたかいは憲法に明記され、歴史に刻まれた」と強調。戦後も、「共産党をのぞく」動きなど激しい攻撃とたたかって前進し、今日の市民と野党共闘の時代を切り開いたと指摘し、「民青同盟が大きくなって参院選をたたかうことは大きな希望です。参院選では共産党も必ず躍進し、100年を迎えたい。青年の未来を切り開くためともに頑張りましょう」と呼びかけました。