2021年12月7日(火)
核兵器廃絶へ共同
バングラデシュ 平和会議で川田氏
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バングラデシュの首都ダッカで4、5の両日、同国政府主催の世界平和会議「社会的包摂による平和の推進」が開かれ、日本平和委員会の川田忠明常任理事が同国外相の招待で参加しました。独立50周年と初代大統領ムジブル・ラフマン生誕100周年記念行事の一環として開かれたものです。
バングラデシュ政府は核兵器禁止条約を批准するなど、核軍縮で積極的な役割をはたしてきました。
会議は、バングラデシュ首相などの閣僚、元国連事務総長、各国の元首相や閣僚、世界の運動団体など100人近くが発言しました。日本からは国連「子どもの権利委員会」委員長の大谷美紀子弁護士も参加しました。
川田氏は、唯一の戦争被爆国の運動として、核兵器の非人道性と核兵器禁止条約を力に廃絶にむけて共同して前進することを強調。アジアでの侵略戦争への反省と憲法9条にもとづく日本外交の転換、米軍基地の撤去と軍事同盟から平和友好の日米関係への転換の重要性などについても述べました。
アブドゥル・モメン外相は、川田氏に「演説はすばらしかった」と述べ、「自分も広島の式典に行ったことがあり、平和首長会議の集会にも参加したことがある」と語りました。原水爆禁止世界大会への招待に話が及ぶと外務省から「誰かが参加するようにしたい」と述べました。