2021年12月5日(日)
核廃絶 夢よ広がれ
うたごえ祭典 わき起こる手拍子
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「核兵器禁止条約発効! ひかりにむかって」をテーマに開催中の2021日本のうたごえ祭典inひろしまは2日目の4日、広島市のアステールプラザで音楽会「コンサートヒロシマ」を開きました。
前半の「夢よひろがれ」では、「核兵器禁止条約発効記念企画」として6人が作曲した歌に全国からの合同合唱団が核廃絶と平和への思いを込めました。地元の“蒲原3姉弟”による「音戸の舟唄」に大きな拍手が送られ、広島朝鮮学園舞踊部の華やかな演舞に会場は沸きました。男声合唱の「機関車の歌」では、原爆投下直後に救援のために列車を走らせた労働者の思いを全国男声合同合唱団が熱く歌いあげました。青年・学生・子どもたちが歌った「HEIWAの鐘」には会場から大きな手拍子がわき起こりました。
スペシャルゲストの普天間かおりさんが「芭蕉布」「暁―AKATSUKI―」などを柔らかな歌声で披露しました。
後半の「響けうたごえ」では被爆者や青年、子どもたちが歌い、広島センチュリー管弦楽団の演奏で全国合同合唱団が「アダージョ」「大地讃頌(さんしょう)」など大合唱を響かせました。スペシャルゲストのキム・ウォンジュンさんがリモートで出演し、「私はバイクに乗ってシベリアへ行く」「ねがい」などを歌いました。
同会場では「大うたう会」も開かれ、多くの参加者が声を合わせました。
被爆者のサーロー節子さんもメッセージを寄せました。
コンサートの様子はオンラインで配信されました。祭典は、5日に合唱発表会と「碑めぐりうたう会」「献歌のひろば」を開き、閉幕します。