2021年11月19日(金)
ケア労働者 賃上げぜひ
全労連 春闘2万5千円以上
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全労連は17、18両日、東京都内で幹事会を開き、国民春闘方針第1次案を確認しました。月額2万5000円以上の賃上げを要求。岸田政権による医療・介護・保育の低額賃上げの方針に対して、「ケア労働者の大幅賃上げ・底上げアクション」を提起しました。
賃上げ要求は、月額2万5000円以上、時間額150円以上。産業別・企業内最低賃金要求は時間額1500円以上、全国一律最賃要求は1500円としました。
18日の会見で黒澤幸一事務局長は、「日本の賃金が下がり続けているのは、経営側の攻撃によるものだが、労働組合として組織を拡大・強化し、それをはね返していきたい」と指摘。「国民生活を支えるエッセンシャルワーカー、とりわけケア労働者の賃上げがポイントだ」と強調しました。
岸田政権の経済政策で、介護・保育に月9000円、看護師4000円の賃上げ方針とされることについて、「あまりに不十分だ。定期昇給を含んだ数字なら、ゼロ回答と一緒だ」と批判。「賃上げと言わざるをえないのはわれわれの要求の反映だ。生活実感や社会的役割にふさわしい賃上げを求める」と指摘し、当事者参加の運動で大幅賃上げを迫ると述べました。
黒澤事務局長は、総選挙で改憲勢力が議席の3分の2を占めたことに対して、「本格的な改憲の危機になれば、改憲阻止のため、ストライキを構えてたたかう」と強調しました。