2021年11月12日(金)
フラワーデモ各地で 当事者の声反映した法改正へ
みんなで声集めて
@東京
性暴力のない社会を求めるフラワーデモが11日、全国各地で行われました。東京はオンラインで開催。総選挙の結果も受けて、性犯罪をめぐる刑法改正の議論などについて参加者が語りあいました。
呼びかけ人で作家の北原みのりさん、編集者の松尾亜希子さんが参加。弁護士の岡村晴美さんらとトーク。10月末から、性犯罪をめぐる法制審議会がスタートし、性交同意年齢の引き上げや暴行・脅迫要件の見直しなどが話しあわれています。
弁護士の寺町東子さんは、議論や論点などについて報告。来年春をめどに審議がまとまると語り、「同意のない性交は犯罪となるような法改正のために、みんなで声を集めていきたい」と語りました。
ライターの小川たまかさんは、性暴力を許さないと声をあげ続けてきた市民の運動を振り返り、「性暴力をなくしたいという世論や議論が盛りあがっているのは、当事者の人たちの成果です。そのことを、あらためて周りの人に伝えたい」と話しました。
弁護士の角田由紀子さんは、衆院選の結果について、「野党共闘は失敗したと一部メディアがいいますが、得票数を見てもそんなことはありません」と指摘。ジェンダー平等が市民と野党の共通政策になった力にはフラワーデモなど女性のたたかいがあったと述べ、「総選挙でできた連帯はこれから広がっていきます。もっと強くなっていきましょう」と語りました。