2021年10月28日(木)
維新「自民と一緒」告白
安倍・菅政権の継続か、政権交代で新しい政治をつくるかが問われる総選挙で日本維新の会は“改革者”をアピールしていますが、実態は自公政治の悪政を後押しする最悪の補完勢力です。この間の維新役員の発言からもそれは明瞭です。
松井一郎代表は「僕はもともと自民党の地方議員(大阪府議)。大きい方向性、政治理念、そこは自民党とあまり大きく差はない」(25日)と告白。馬場伸幸幹事長は「自民党が過半数割れして政権運営ができなくなれば、自民党と一緒に国のかじ取りに参画していくことはあり得る」(15日)と自民との連立に意欲を見せています。
浅田均政調会長は、自民党が軍事費をGDP(国内総生産)1%枠にとどめる路線を破って2%への軍拡を主張しているのに対し、「(軍事費のGDP比)2%が天井だとは思っていない」(15日)と述べ、際限のない大軍拡をあおっています。
憲法改定をめぐっても松井氏は「安倍総理(当時)が(憲法に)自衛隊を書き込む案を自民党の中でまとめてる。われわれはそれに賛成」(25日)と、安倍改憲推進の立場を明らかにしています。
片山虎之助共同代表は13日の参院代表質問で「小泉政権以降、新自由主義的な政策が実行されたのか疑問だ。小泉政権で閣僚を務めたが、そう認識したことはほとんどない」と述べ、格差と貧困を拡大させたことに無反省です。