2021年10月26日(火)
女性の力で政権交代 輝く社会に変えよう
はたらく女性の中央集会
ジェンダー平等・均等待遇・ハラスメント根絶・憲法いかす
第66回はたらく女性の中央集会が23、24両日、東京都内の会場とオンライン併用で開かれました。コロナ禍を乗り越え、ジェンダー平等、均等待遇、ハラスメント根絶で憲法が生きる社会の実現を呼びかけました。
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24日の全体会で、実行委員長の舟橋初恵全労連女性部長は、「ジェンダーギャップ指数(2021年)が日本は156カ国中120位というなか、コロナ禍が女性を直撃した」と指摘。解雇や雇い止め、シフト減、不十分な休業補償、病院や保健所などの過重労働をあげ、「女性を苦しめる政治を変えましょう」と訴えました。
総選挙で野党4党が結んだ共通政策にふれ「最低賃金1500円、消費税減税、選択的夫婦別姓など訴えてきた政策が盛り込まれた。女性の力で政権を代え、誰もが輝ける社会に変えていこう」と呼びかけました。
寺園通江事務局長が基調報告。女性が置かれた実態と、声をあげ政治を動かしてきたことを報告し、たたかいを前進させようと提起。コロナ補償、ワクチン・検査の拡充▽改憲反対、沖縄・辺野古新基地建設中止▽憲法や女性差別撤廃条約にもとづき男女平等推進▽人間らしく働くルール▽被災地の早期復興と原発ゼロ▽社会保障・福祉拡充▽子どもの貧困をなくし、行き届いた教育実現―など87項目の要求を掲げました。
蓑輪明子名城大学准教授が講演。コロナ禍で女性労働者の窮状は新自由主義がもたらしたものだと指摘。最低賃金引き上げや社会保障拡充で、ケアと就労が両立可能な仕組みをつくることが重要だと強調しました。
全商連婦人部協議会、農民連女性部など各団体代表をはじめ、解雇や雇い止め撤回を求める日本航空、KLMオランダ航空、鶴川高校、東京国際福祉専門学校の当事者がビデオなどで訴えました。
文化行事で丸尾聡さんの一人芝居「茶色の朝」が行われました。