2021年10月18日(月)
“民主主義生かす政権か否か”
総選挙争点 各党と議論
BSフジ番組 山添議員出演
日本共産党の山添拓参院議員は15日、BSフジ番組「プライムニュース」に出演し、総選挙の争点などについて各党議員らと議論しました。
山添氏は、岸田政権がそれまでの安倍・菅政治と何も変わらないことが臨時国会のわずかな論戦のなかでも明らかになったとして、野党で政権交代を実現する政権選択の選挙にしていきたいと表明。自民党が、日米安保条約などで立憲民主党と共産党の立場の違いがあると指摘したのに対し、山添氏は「野党は共通政策で合意し、その実現のための政権について合意をしている。いま問われているのは、民主主義を踏みにじる政権か、民主主義を生かす政権かだ」と反論しました。
また、経済政策をめぐって、山添氏は「(岸田文雄首相は)『新しい資本主義』というが、アベノミクスの三番煎じ。アベノミクスで株価があがり、大企業や富裕層はもうけたが、実質賃金は22万円も下がった。トリクルダウンではなく、ボトムアップで経済をよくしていくことが必要だ」と強調。消費税を減税し、大企業や富裕層に応分の負担を求める点でも立民などから共通の認識が示されました。
さらに、金融所得課税の先送りなど岸田首相の発言がブレていることが問題になり、山添氏は「格差と貧困を是正していく必要があるという認識があったとすれば、金融所得課税の問題は目玉の一つだったはず。それをわずか1週間で変える。国民に対して語ってきたことが簡単にひるがえされてしまうのでは(政治を)委ねることができない」と指摘しました。
中国が東シナ海や南シナ海で覇権主義的行動を強めていることに対しては、「軍事対軍事で対応していけば、エスカレートし、軍拡につながり、戦争になりうる。それは絶対に引き起こしてはならない。そのためには9条にもとづいた平和外交をするしかない」と述べました。