2021年10月12日(火)
21総選挙激戦
国民苦難軽減へ 国会で地域で
神奈川10区 はたの君枝 現
少人数学級の実現に尽力
衆院神奈川10区(川崎市川崎区、幸区、中原区の一部)は、日本共産党・はたの君枝衆院議員(比例重複)が、市民と立憲野党の共同候補として「10区から政権交代を始めよう」と勝利に全力をあげています。(畑野孝明)
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「総選挙で政権交代を実現するために、はたの君枝を今度は10区から送り出してください。比例代表の1票は、志位和夫委員長の議席につながります。現有2議席から、3人、4人とのばしてください」―。10区で3台目の宣伝カーがスタートした2日、はたの氏の力強い声が街角に響きました。
10区には、はたの氏のほか自民現職と日本維新の会新人が立候補を表明。立憲民主党は候補者を立てず、はたの氏を市民連合「なんてん~神奈川10区の会」や社民党、緑の党が支援。はたの氏と、自公とその補完勢力とが真っ向から対決する構図です。「なんてん」は、野党や幅広い団体に呼びかけて11日にキックオフ集会を開催。共同代表の藤井秀壮さんは「はたの君枝さんを『野党統一候補』として、私どもは応援しています。素晴らしい議員を再び国会に、小選挙区での勝利を目指します」と話します。
号外を活用
街頭での宣伝戦が激しさを増しています。自民党は陣営の集会で「野党共闘が成立すれば10区も安泰ではなくなる」と危機感を口にし、候補者が川崎駅前などでの定点宣伝や町内会や商店会などに足を運び地盤継続に力を入れています。
野党共闘分断の役割を果たす維新候補はポスターの張り出しに執念をもやし、共産党ポスターを張った家にも掲示するなど、他候補を上回っています。
共産党は、「しんぶん赤旗」号外の配布・活用などで「比例は共産党」の訴えを強めるとともに、はたの氏の抜群の実績と10区の住民の要求に寄り添った活動を全有権者規模で伝えぬこうと奮闘しています。
はたの氏は、少人数学級の実現を参院議員時代から一貫して要求。28回にわたり、11人の文部科学大臣に迫り、40年ぶりの法改正に実を結ばせました。10区内の教職員組合との懇談では、「少人数学級がやっと実現した」と感謝の言葉が寄せられました。「日本の教育にとって宝の議席」と評されます。
国民の苦難軽減の立場で「羽田飛行場の新ルート問題」「JFEの高炉廃止」「開かない踏切」「多摩川の台風水害」など10区内の現場にも何度も足を運び、その声を国会に届けてきました。「羽田増便による低空飛行ルートに反対する川崎市民の会」代表世話人の橘孝さんは「コンビナートや住宅地を低空飛行するルートの問題を、はたのさんは国会で追及し私たちと運動してくれる。10区に欠かせない議員」と話します。
得票倍加を
はたの氏の勝利には、前回得票の倍加が必要です。共産党は、市民と野党の共闘前進の条件を生かすとともに、共産党と、はたの氏への支持を飛躍させる「必勝計画」を作成。候補者を先頭にこれまで結び付きのなかった団体や個人との対話をすすめ、ポスター張り出しでは全県の支援も得て集中的に行動。どの党のポスターも張り出していない家や他党ポスターの家にも依頼。「このポスターならいいよ」「岸田(文雄)さんでは変わらない。共産党がんばって」と協力が広がりました。
宣伝カーを3台に増やして運行し、プラスター宣伝やハンドマイク宣伝の回数も増やし、3日の川崎区の女性後援会宣伝には30人が参加し共産党の風を吹かせました。支持拡大飛躍のために、支持を広げてくれる人を増やす「折り入って作戦」に力を入れています。