2021年10月9日(土)
市民の手で政権交代
市民連合 アピール集会
野党後押し 政治変える
安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合(市民連合)は8日、「自民党に代わる、新しい政治をつくろう」とアピールする集会をオンラインで実施しました。総選挙へ向けて、市民と野党の共闘が大きく前進するなか市民の手で政権交代を実現しようと呼びかけました。
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アピール集会では、市民連合と4野党が結んだ共通政策の合意は、「日本の民主主義を回復させるための貴重な一歩」だと訴え。
元文部科学事務次官の前川喜平、東大名誉教授の佐藤学、東大名誉教授の大沢真理、弁護士の指宿昭一、名古屋学院大教授の飯島滋明の各氏など、多彩な人たちがつぎつぎとアピール。山口二郎法政大教授が行動提起しました。
市民連合運営委員の中野晃一さん(上智大学教授)は、2015年から野党共闘を呼びかけてきたが、「衆院選での本格的な共闘が初めて実現します」と指摘。「小さな違いはもちろんあるが、大きなところで団結し、私たちの手で野党を後押しして政治を変えていきたい」と話しました。
医師の高岡直子さん(安保法制に反対する医療・介護・福祉関係者の会)は、コロナ禍で医療崩壊が発生しているにもかかわらず、PCR検査の拡充などまともな感染対策をいまだに行わないと強調。「冷たい政治です。第6波が来る前に、政権交代を実現して、命を守る社会へと変えましょう」と語りました。
「九条の会」世話人の清水雅彦さん(日本体育大学教授)は、戦争法の強行など自民党は憲法無視の政治を進めるだけでなく、「コロナ対策すら改憲の口実にしようとしています。憲法を守る政治は、政権交代をするしかありません」と話しました。