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2021年10月5日(火)

衆院選の投開票が31日に

受けて立ち、日本共産党躍進、政権交代を実現する

志位委員長が決意

 日本共産党の志位和夫委員長は4日、国会内で記者会見し、同日の首相指名選挙への対応を問われ、「わが党は、立憲民主党の枝野(幸男)代表に投じた。この間、野党共通政策、政権協力で大事な合意が確認されている。そういう流れの中で、先方から要請があった。首相指名の行動は当然の行動だ」と表明しました。

 志位氏は、自民党の岸田文雄総裁が新首相に指名されたことへの受け止めを問われ、「政治の中身からみても、人事からみても、9年間の『安倍・菅政治』を引き継ぐものであり、政治の中身は変わらない」と指摘し、「日本の政治を変えるには政権交代を行って、新しい政権をつくることが必要だ」と強調しました。また、「新体制の人事では、『安倍カラー』が非常に濃厚になった。とくに、党の幹事長人事は『誰が見てもあんまりだ』という方ではないか。『政治とカネ』の問題で大臣を辞め、国会にまったく説明責任を果たさないまま今日に至っている。そういう方を党のナンバーツーに据えたことに本質が表れている」と指摘しました。

 また、衆院選の投開票が10月31日と報道されたことへの受け止めを問われて、志位氏は、「私たちは、代表質問だけでなく、一問一答の予算委員会を開き、コロナ対応、日本の進むべき進路を徹底的に明らかにしたうえで、国民の審判を仰ぐべきだと求めている。予算委審議が保障されない日程になる」と批判。自民党は1カ月近く、総裁選を実施する一方で、国会召集を拒否し続けたとして、「ようやく開いたと思ったら、予算委員会もやらずに選挙だと。議論を封殺したまま選挙をやるのは、あまりに乱暴なやり方だ」と批判しました。

 志位氏は、そのうえで、「同時に、そういう日程になったとすれば、当然受けて立って、岸田自公政権に厳しい審判を下し、政権交代を実現し、新しい政権をつくるためにがんばりぬく」と表明しました。「そのための準備は、野党側はできている。日本共産党としても準備はできている。攻めに攻めて、選挙で必ずいい結果を出したい」と決意を語りました。


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