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2021年10月3日(日)

「パンケーキ」監督と田村智子氏ら討論

“新政権”を毒見!

 「新政権を毒見する!どうする総選挙!」と題し、菅義偉首相の実像に迫ったドキュメンタリー映画「パンケーキを毒見する」の内山雄人監督と日本共産党の田村智子参院議員、立憲民主党の小川淳也衆院議員らとの討論会が1日、ネット配信されました。

 自民党の総裁選で選出された岸田文雄氏が安倍・菅政権を継承することに対する危惧が参加者から次々に語られました。元経産省官僚の古賀茂明氏は、「自民党はこの30年間で日本をボロボロにした。とりわけ、安倍・菅政権の、官僚・マスコミ支配、地に落ちた倫理崩壊、戦争できる体制づくりなどの負のレガシーをどう変えていくかが重要だ」と述べました。

 野党は一党にまとまり、中道リベラル政党でまとまったほうが良いのではという意見に、田村氏は、2015年の安保法制に反対し、考え方の違いを乗り越え“民主主義を守る”の旗を掲げ一致団結した市民の大規模なデモを例に、「一致点を大切に多様な政党が大きなビジョンを示していく、それは日本の民主主義を前に進めることになるのでは」と、政権交代への展望を語りました。同映画でナレーションを担当した俳優の古舘寛治氏も、北欧では連立政権の樹立が多いと述べた上で、「ここまで野党共闘が日本で発展したことがうれしい」と話し、政権交代のため共闘をさらに進める必要性を強調しました。

 メディアを通して野党のイメージをどう届けるかに議論は展開し、“わくわく感”がキーワードに。田村氏は、市民との一体感を見せるために市民にプロデュースしてもらうことを提案しました。内山監督が、田村議員のこのような楽しそうに話している姿はあまりメディアでは見られないと話すと、参加者からはそれぞれの共産党議員の個性が伝わるような発信が大切だという意見が出ました。


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