2021年9月17日(金)
米価暴落 農協、国会議員に対策要請 青森
共産党からは高橋議員出席
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青森県農業協同組合中央会と同県農協農政対策委員会は16日、県選出の国会議員に2021年産米の概算金大幅下落に対し緊急要請をしました。日本共産党から高橋ちづ子衆院議員が出席しました。
要請では、新型コロナの長期化で外食需要が減って過剰在庫となり、全国で21年産米の概算金が前年比2~3割の値下げになる中、青森でも4100ヘクタール(10・6%)の減反にもかかわらず、「まっしぐら」で1俵(60キロ)当たり8000円と、前年から3400円の大幅下落になり、農家への支援を求めています。
要望内容は、▽稲作農家への再生産に向けた支援措置▽過剰米の市場からの隔離の実施などによる需給改善対策―など5項目です。
要望書を受け取った高橋氏は、項目内容に賛同し、党としても政府に対し市場からの隔離やミニマムアクセス米の輸入中止を求めたと報告。「気候変動による災害が増える中、国土や食料を支える農業を一番に守っていきましょう」と答えました。
要請後、県農業協同組合中央会会長職務代行者で県農協農政対策委員会の雪田徹委員長は「1俵8000円では生産費を下回り損失が大きい。生産者からこのままでは農業を続けていけないとの声もある。できる限りの支援を」と求めました。